映画って本当に良いものですねぇ~♪ 横浜美術館 ドガ展

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横浜美術館 ドガ展

本日は12月31日まで横浜美術館で開催されている『ドガ展』をご紹介します。

横浜美術館 ドガ

エドガー・ドガ(1834~1917年 本名:イレール・ジェルマン・エドガー・ド・ガス)
パリで銀行を経営する裕福な家に生まれます。当初は大学で法律を学んでいましたが中退し、美術の道へと進みます。
印象派の画家としてマネ(ドガの描いた『マネとマネ夫人像』(こちらも今回本物を観ることが出来ます)のマネ夫人が不細工だと言うことでマネが激怒して関係が険悪になったと言われています。しかし、ドガの死後マネはドガの作品を数多く収集したことから、ドガの才能は高く評価していました。)やルノワールと言った画家と交流を深めます。

晩年は視力が衰え油絵を描くことが困難となったことから油彩よりも扱いやすいパステルを用いた作品を数多く残します。
また、当時の最新技術であったカメラにも興味を示し、カメラで撮影したものをアトリエに持ち帰り再構成して作品を描いたりと、制作意欲には一切の衰えを見せませんでした。
ほとんど光を失ったと言われる最晩年でさえも、ロウを用いて踊り子の像を制作していたと考えられています。(現在はそれを用いて鋳造したブロンズ像が残されています。なお、これらの彫刻作品は絵画に比べ正確な制作年の特定が難しく10年ほどの誤差が想定されています。)

ドガの最も有名な作品と言えばエトワールです。

エトワール ドガ

可憐に踊る踊り子の背後には黒いタキシードを着た男の姿が描かれています。
これはこの踊り子のパトロンではないかと考えられています。パトロンとはラテン語のパデル(父)から派生したパトロヌスから由来しており、意味は「保護者・支援者」と言うことになります。使われる場面によって意味は様々に異なりますが、現代では

・芸術家を支援する人
・政治家の活動を支援する人や企業
・主に女性に月々の手当を渡したり、開業資金を援助する人
・皆におごる人
・図書館を利用する人

等の意味で用いられます。エトワールに描かれたパトロンは三番目の意味になります。当時の踊り子はパトロンからの援助によって生計を立てている者が多かったようです。この時代のパトロンは踊り子に対し「愛人関係」を求めます。(現代で言うと、ドラマに出てくるキャバ嬢に援助する会社社長みたいな感じ??)
舞台の上で優雅に舞う踊り子も、舞台を降りると厳しい現実世界の中で生きていくために、自らの体を好きでもない男に明け渡しているという恐ろしさを描き切った作品です。
また、画面左下からスポットライトを浴び、華やかに踊ることが出来る舞台に立つことが出来るのは一人だけということから、背後には何人もの踊り子の足が描かれています。踊り子同士でも厳しい競争が有ることを物語っています。そうした中で生まれる怨嗟や憎悪等の人間が内面に持つドロドロしたものが画面上部のもやのようなもので表現されています。

人間世界の明と暗を描き切った作品と言えると思います。絵の大きさ自体はそんなに大きいものでは有りません(58.4×42.0㎝)が、ドガ独特のタッチで描かれた世界観には強く引きずり込まれるものが有ります。皆さんもぜひご覧ください

さて、横浜美術館のドガ展は2010年12月31日まで。今日を入れても後、4日と言うことになります。(ちなみに横浜美術館は木曜日が休館日ですが、12月30日は開館しています。)今回がエトワール初来日と言うことですので、次回はいつになるかわかりません!!2010年の最後は芸術に触れてみませんか

開催終了間近と言うことでかなり混雑しています。特に開館直後(10:30~11:00頃)はチケット売り場に長蛇の列が出来る等、最も混雑していると思われます。逆にその第一陣が作品を観終わった頃(12:30~13:00頃)にはチケット売り場にも列は無く、第1章のエリアにもそんなに人が多くなかったと思いますので、
来場にはお昼過ぎがおススメ
の時間帯です^^
また、小さいお子さんを連れた方も他の美術館に比べて多かったように思います。小さい頃からこんなに素晴らしい芸術を目にして育つことが出来るなんて幸せですね(*^_^*) ですが、中には退屈してしまったのか大きな声を出しながら走り回ってしまって学芸員さんに注意されているようなお子さんもいらっしゃいました(;´▽`lllA`` お子さんを連れてご来場の際は最低限のマナーは守りたいですね。



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No title

こんばんは。
ドガ展いいですね!関東に住んでいたら絶対に行くのに!
間接照明のような暖かい色調の中に浮かび上がる踊り子が本当に美しいですよね。
その背後に描かれたおどろおどろしい人間関係から、美しい踊り子と彼女らを支配する闇に対するドガの複雑な心境が察せられるようです。
BBCのドキュメンタリードラマ『印象派 若き日のモネと巨匠たち』でも印象派の画家たちと交流を持つドガが描かれていて、とても面白かったです。
そこで知ったのですが、ドガの「秘密のコレクション」にはまたびっくりしますね!

No title

marimoさん

コメントありがとうございます^^
ドガ展内では「ドガはあまり人との交流を好まなかった」というようなことが言われていましたが、印象派の画家同士では交流が有ったのでしょうかね??
最近美術館デビューしたようなもんなので、あんまり良くわかってないのがお恥ずかしい限りです^^;

また、美術館に行った際にはレビューしますので是非見に来て下さい(*^_^*)個人的には、2011年は東郷青児美術館でゴッホの『ひまわり』を観てきたいな~と思っています。

私も全然詳しくはないんです。
近年、印象派の絵画がいいなあと思い始めたところですので^^;
前述したドラマでは、やはりドガは偏屈な人物として描かれていて、画家同士の交流はあまり活発ではなかったようです。

東京は美術館や博物館がたくさんあって羨ましいです!
しゅんさんのブログを楽しみにしています(*^o^*)
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